かぞくのくに

劇場公開日:

かぞくのくに

解説

ドキュメンタリー「愛しきソナ」で知られる在日コリアン2世のヤン・ヨンヒ監督が、自らの体験を題材に、国家の分断によって離れ離れになった家族が傷つきながらもたくましく生きていく姿を描いたドラマ。北朝鮮の「帰国事業」により日本と北朝鮮に別れて暮らしていた兄ソンホと妹リエ。病気療養のためソンホが25年ぶりに日本へ戻り、2人は再会を果たす。異なる環境で育った2人がともに暮らすことで露呈する価値観の違いや、それでも変わらない家族の絆を描き出していく。妹リエに安藤サクラ、兄ソンホに井浦新(ARATA)。

2012年製作/100分/G/日本
配給:スターサンズ
劇場公開日:2012年8月4日

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(C)2011 Star Sands, Inc.

映画レビュー

5.0母宮崎美子が、限界の愛を手渡している。

2024年4月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

題材が題材なだけに、
断られるのを覚悟で台本を渡して
キャスティング打診をしたそうですが、
「ぜひとも自分にやらせて下さいね」って、宮崎美子は逆に頼んできてくれたそうです。
監督がラジオでのインタビューで言っていました。

この我々の日本国が、植民地支配の結果をいまだに引きずる、否、引きずらせている「大変な負の遺産」。

朝鮮戦争で大儲けをしたけれど、
日本はあの戦争の片棒を担いでしまって、
北と南の破滅的な分断と、知らぬ存ぜぬの旧宗主国=日本が出来上がってしまった。

どんなことがまだこの社会の暗がりで続いているのかを、
この異作は教えてくれました。

安藤サクラ、井浦新、そして宮崎美子。
迫真の演技でした。

お釣りの小銭をビンに貯めると、僕はフラッシュバックしますね。

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きりん

4.0兄のスーツケース

2024年2月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

生き抜くことしか思考を停止せざるを得ない、
兄が暮らす、
自由が無い、
大嫌いな、あの国。
兄のシルバーのスーツケースを携えて、兄の分まで自由に生きて。

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上みちる

4.5実話ならではの説得力

2024年2月12日
iPhoneアプリから投稿
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ニョロ

4.0かぞくのくに。真実に背を向けたらいけない。

2024年2月4日
スマートフォンから投稿

悲しい

帰国事業で北朝鮮に渡った兄が脳腫瘍の治療の為一時帰国する。日本で育った妹りえは北朝鮮には否定的、両親は朝鮮総連の運営に身を挺してとりわけ父親は帰国事業を熱心に薦める。兄とはイデオロギーですれ違い、手放しでは受け入れられない。ところで何故帰国事業を大々的に行ったのか?日本での差別があるから北にいけば差別の無い生活ができるはず、そして何故日本に来たのか?朝鮮併合で安価な労働力として日本の歴史的事業の建設に携わり棄てられてきた。両国の歴史の真実を認め反省するという気持ちを持たねばならないと。

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t.ao
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